みんなが笑顔の1日を送れますように。 -156ページ目

指揮者

高校生の時、「音楽部」に所属していました。
2年生になって、なぜか私が指揮者に選ばれてしまいました。
先輩の男子の指揮者が、まるでダンスをしているかのように
華麗だったので、私にできるのかしらと心配でした。
ある大会での事、出だしの歌詞、「行け」だったか「行こう」
だったか忘れてしまったけれど、その出だしの部分が、後ろの
ドアまで行って、こだまとなって帰ってきました。
その響きがホール中、そして皆の心の中に響き、私はちょっと
クラッとしたような、衝撃を味わいました。
指揮者を経験できて、本当に良かった。

年をとるということ

83歳の母がいます。夫のお母さんです。
人間って、こういう風に年をとって行くものなんだと、
いつもお手本にさせてもらっています。
その母が時々、「外見は年をとってしまったけれど、
心の中はいつも18歳よ。」なんて可愛いことを言います。
「ああ!そうなんだ。人間は肉体的には、年をとってしまうけれど、
心の中までは、年はとらないんだ。」と、
こう信じています。

教育実習

大学3年生の時、母校の中学校へ教育実習に行きました。
そして、その時可愛い男の子に恋をしてしまいました。
といっても、私の一人よがりだったのかもしれません。
私21歳、彼14歳、年の差7歳。
今でこそ、年の差はあまり関係なくなりましたが、
その時は、いつまでたっても7歳の差は、変わらないんだなーと
悲しく思ったものです。
最後の日に全員に、授業の感想を書いてもらいました。
彼の書いたのは、私への感想ではなく、
「僕はうれしい事、悲しい事があると、山に登って頂上に
キスをしてきます。」
という文面でした。
いつまでも、私の心に残っています。

歯医者さん

私のかかりつけの歯医者さんは、とても魅力的な方です。
40歳前後の男の先生です。
一番素敵な所は話す言葉に、「愛」があるのです。
誰に対しても、同じ態度で接してくれます。
患者の立場にたってくれる説明と、腕の良さ。
本当に良い先生です。
こういう方が、医療関係だけでなく、どこの世界においても、
少なくなってしまったように思われます。

教習所

35歳の時に初めて、教習所の門をくぐりました。
雨の日とかの、子供の幼稚園の送り迎えのためです。
教えられるままに操作して、
自分の運転で初めて車が動いた時、
小さな感動がありました。
練習用の普通車の中は、
私にとってはかなり広い空間でした。
いつも乗せてもらってばかりいる自分が今動かしている。
夢中で言われた通りに、運転し続けました。
そして、教官が
「はい、このラインに沿って駐車して。」
と言われ、従いました。
「ハイ、お疲れ様!」
と言われ、
「あれーっ!もうおしまい?」
という位あっという間に終わってしまった、
初教習日でした。

日帰り一人旅 2

たまには、リッチに海と山が見えるホテルの
レストランでお食事。
ゆっくり歩いたら、10分いや5分かナ?かかる位
広ーい窓に、海がワーッと見えます。
遠くに、船が浮かんでいたりして最高。
精神の洗濯ができます。
オシャレなお店も入っていたりして、楽しめます。
帰りに、ホテルのドアをあとにすると、今度は山並みが
見えるという具合です。
幸せー!!

日帰り一人旅

秘密のお出かけコースを、いくつか持っています。
お天気も良くて時間がとれた時、ぶらりと日帰り一人旅にでます。
小さいけれど、なぜか欲しい本が見つかる本屋さん。
昭和初期にタイムスリップしてしまったのではないかという、
商店街。イス、テーブルが、かなり年季が入っていて
ツヤのある小さな喫茶店。
とっても楽しくて、ワクワクものです。
所々に、無人販売の野菜やお花がおいてあったりして、
心が、あたたかくなって帰ってこれます。

喫茶店

私が喫茶店を好きになったのは、夫の影響です。
それまでは、あまり興味がなかったのですけれど、
今では大好きになりました。
私にとって、良い喫茶店の条件とは、第1に読書が
できる位明るい事。コーヒーがおいしい事。良い曲が
流れている事。落ち着く事。そしてトイレがきれいな事。
1人で行って、自分自身をみつめる時間にするんです。
こう言うとチョットかっこつけているみたいですが、
要するに早く言えば、日常からの逃避なだけかもしれません。

手術

実は私、3回お腹を切る手術をしています。
自ら希望した訳ではないのに、2回は帝王切開、
もう1回はこわい病気ではありませんが、同じ所を
切る手術をしました。
その時思った事は、歩ける事の幸せです。
今までなんとも思わなかった事の重大さが、
身にしみました。
ベッドから起きあがる事も大変でした。
笑っても、小さな咳さえもキズにひびいてしまいます。
何日かして、しばらくの間はおばあさんのように、
腰をまげてしか歩く事ができませんでした。
でも、とってもラッキーだった事は、医療の進歩の
おかげで、切るたびに傷口がきれいになっていったと
いう事です。
初めて切った傷口を、見た時はあまりの大きさに、
ビックリしてしまいました。
今では、おかげ様でうすく見える程度になりました。
感謝!

「冬のソナタ」に思う

私たち中高年の多くの人々の生き方は、
「清く正しく美しく」が底辺に流れているのだと思う。
だから「冬のソナタ」が、あれ程までに受け入れられたのだと思う。
「ここまできてしまったけれど、私達の生き方でよかったのかしら?」
との問いに、
「そうだよ!それでいいんだよ!」
と、ステキなヨン様が答えてくれた。
そういう感じなのです。
また、ユン・ソクホ監督が美しくていねいに描く事により、
ピュアな気持ちを、たくさん思い出させてくれました。
「冬のソナタ」ありがとう!